檀家になることをいいます。

その寺に属して、寺の維持を助ける信者の家のことを檀家といいます。

代々続いているお墓に永代管理・供養をお願いするのではなく、初めから永代管理・供養を行うことを約束して販売されるお墓のことを永代供養墓といいます。

よく「お墓を買う」という言い方をしますが、お墓を購入するということは、正確には「永代使用権」を取得するということになります。宅地分譲のように土地そのものの売買ではなく、永代にわたっての権利として墓地の使用権が認められるということになります。一般的に使用権は子々孫々まで受け継がれてゆくことになります。

納骨室（棺）のことをカロートといいます。地上式と地下式があり、以前はカロート内の土の上に遺骨をそのまま置きましたが、最近は骨壷のまま納骨することが多くなっています。底つきカロートが多いのはそのためです。

生前に建てるお墓を「寿陵」、あるいは「寿墓」、「逆修墓」ともいいます。最近はこうした生前墓を用意する人たちが増えています。

埋葬とは死体を土中に葬ること、埋蔵とは焼骨を墳墓に納めること、収蔵とは焼骨を納骨堂に納めることを言います。

埋葬した死体、収蔵・埋蔵した焼骨を他の墳墓や納骨堂に移すことを改葬といいます。いわば、お墓のお引越しです。市町村長の許可が必要です。

墓地を受け継ぐ場合は継承とはいわず承継といいます。

お墓を守る人の絶えた墓地のことです。

お釈迦様の遺骨（舎利）を納めた仏舎利塔を梵語（サンスクリット語）でストゥーパといいますが、卒塔婆はその梵語に漢字をあてはめたものです。ストゥーパを建築様式に移したものが五重塔で、板の形にしたのが卒塔婆です。塔婆を建てることは仏教に帰依するという意味があります。

使用期限を設けたお墓です。期限がきたのに承継者がいないと、合葬墓に移されます。再契約も可能です。期限付き墓地は、墓地を再利用することで墓地不足を解消しようというのがひとつのねらいになっています。

昭和23年に制定された｢墓地埋葬等に関する法律｣のことです。お墓に関する基本的な法律です。平成11年に施行規則が大幅に改正されました。